帰国子女&外資系勤務キャリアウーマン Yui's blog

Hi, I'm Yui who graduated school in US and currently work in LinkedIn in Japan as sales manager and marketing lead.

外資系企業の日本オフィスで働くということ

この会社に転職する前、私はど日系企業リクルートという会社で働いていました。


転職する時、色んな想いを持って、シリコンバレーに本社を持つ外資系企業の日本オフィスに、法人営業2人目として入社したのですが、その時の一つの想いが、外資系企業に入ることで国際的な環境で働く経験を身につけたい、という想いがありました。

実際、入社トレーニングはシンガポールで2週間に渡って行われ、(ぶっちゃけ英語が母国語でない環境に7年ほどいて、いきなりシンガポールに行ったこの2週間は、ほぼ何言ってるか分からず、何を学んだか一切覚えてません笑  皆んなとってもいい人達だな、てことくらいかな、覚えてるの)年に一回はアメリカで全体のキックオフがあり、毎日海外のどっかのオフィスの人とはテレビ会議をするし、一つの仕事、プロジェクトをとっても色んな国籍の方と一緒にチームを組んでやるし、もちろん上司は香港にいるアメリカ人なので、数字の報告なんかは英語でしなければいけないし、って感じで国際的な環境で仕事をする経験は詰めています。


ただ、2年この環境にいて思うのは、外資系の日本企業で働くからこそ、日本のことを誰よりも知っていて、日本人的な要素がものすごく大事。

当たり前かもしれませんが、私の勝手なイメージは完全に外資系な環境で仕事出来ると思っていたので、この感覚は新鮮なのです。


例えば、今年からマーケティングの仕事と営業を兼務しているのですが、本社から『これ日本語に翻訳して日本でリリースして』みたいなオーダーが飛んできた時に、単純に翻訳すると、日本人が読んでもピンと来ない内容だったり、文章の構成だったりすることが多い。なので、少し元の文章とは異なる訳し方をしてでも、日本で受け入れて頂けるように文章の構成を変えたり、コンテンツを追加したりする。

また、グローバル全体で決まった会社の方針なんかが、日本のマーケットに全く当てはまらないこともよくある。会社としては、これを全体でやることによってより良いオペレーションが出来るようになる、と考えていることも、この市場に合わないこともある。そんな時、日本の市場はこうだから、それは合わなくて、本当はこうすべきだ、を伝えることが必要になる。日本の市場をちゃんと捉えてないとこれは伝えられない。

みたいなことが日々起こる訳でして、外資系に来たからこそ、日本をよく把握しようとする機会が増えました。毎日日本のニュースは欠かさず読むし、特にnews picksなんかを読むと、ニュースの事実だけではなく、その専門家の人の様々な意見が書かれているので、より市場を知る機会になります。


ここ2.3年で外資系企業の日本進出は勢いを増しており、こういう環境で働く機会が皆さんにあると思うので、何かの参考になったら嬉しいです。