サービス業をやっていたからこそ出来ること

今はインターネット業界の営業とマーケティングをやっている私ですが、キャリアはサービス業からスタートしたんです。

高校時代に、将来世界一のおもてなしを提供するホテルを経営したい、と思うようになり、（高校生の時になぜそんなことを思ったのか、はまた別で書きますね）学ぶならやっぱり一流を学ばないとね、ってことでアメリカの大学でホテル経営を学び、香港のインターコンチネンタルでゲストリレーションの仕事から私のキャリアはスタート。

その前にも、東京ディズニーランドアンバサダーホテルでベルガールを務めました。

サービス業の経験から学んだことは、

"人と対峙する仕事にマニュアル通りの回答はない"

"相手の期待に添える回答をする"

ということ。

"人と対峙するのにマニュアル通りの回答はない"とは、

Aと聞かれたらBと答える、ということをサービス業では学ばない。

一人一人のお客様が今どんな状況なのか、何を望んでいるか、を短時間で察知し、その状況にあわせて回答する。声のトーンも、表情も、言葉の表現方法も変える。それが相手の気持ちに立って接する、ということだと学ぶ。

"相手の期待に添える回答をする"とは、

出来ないこと、無理なことを、そのまま出来ませんと答えない。

必ず代替案を提示する。

もしくは、出来ないことを伝えた時の相手の気持ちになって回答する。

『出来ません』ということは簡単。ただ、仕事においてただ出来ませんと答えるのは怠惰でしかなく、こういう方法なら解決したいことの少しはカバーできます、とか、今の体制じゃだめだけどこうしたら出来ます、とか、

相手のために出来る限り考えてみる努力をすることが必要だと思っている。

今の仕事でも、営業における客様からの要望、マーケティングにおける社内からの要望、に少しでも親身になって答えたい、少しでも私が出来ることはやりたい、という気持ちを常に持って仕事ができているのはサービス業からキャリアをスタートしたからだと思う。

人と良い関係性を保てているのはこのおかげだと思う。

ホテルで働いていた時の気持ち、学んだことを、どんな業界、職業に就いても大事にしたいと思う。