帰国子女&外資系勤務キャリアウーマン Yui's blog

Hi, I'm Yui who graduated school in US and currently work in LinkedIn in Japan as sales manager and marketing lead.

マインドフルネスの勧め (1)

皆さんは体調を崩す時、何が原因であることが多いですか?

 

風邪が周りで流行っていたり、栄養不足な生活が続いたり、季節の変わり目だったり色々とあると思います。

 

私は今年、坐骨神経痛自律神経失調症、その他多くの体調不良を起こしました。

栄養不足、運動不足、ストレス、免疫力低下、と複数の要因が重なってこれらの体調不良を起こしたのですが、物事の根本は脳の疲れではないかと最近気づいたんです。

 

人間の脳は一日中何かを考えています。

 

私の場合、特に昔からの癖で一度に一つのことだけをすることが出来ず、食事中も、本を読んでいる時も常に何かを考えていて、眠る直前まで仕事のことや家庭のことを考え続けることが癖になっています。

 

アメリカの大学を3年で卒業した時、一日12時間以上勉強する生活をしていて、1学期に取る授業の量が非常に多いため、朝6時に起きてジムに行って教科書の予習をしながらバイクをこぎ、教科書を読みながら朝食を食べ、図書館に直行し、丸一日パツパツの授業をこなして、夜中の1.2時まで図書館で勉強して部屋に戻って寝る、という脳の休まらない生活をしていました。

 

今でもこの脳の動きは変わってない気がします。

これが、体調を崩した一番の原因だと気付いたんです。

 

そこで【マインドフルネス】という、日本では瞑想に近いアクティビティを試し始めてから頭が軽くなり、常に考えることが少なくなり、ストレスや嫌な感情もコントロールできるようになってきました。

 

瞑想というと宗教的なものをイメージされる方が多いと思いますが、今ではgoogleでも社員に提供されている福利厚生の一つになっているくらい、社員の生産性向上につながるアクティビティと言われています。私の勤めているLinkedInのCEOも実践していることで有名です。

アメリカのシリコンバレーでは数年前からだいぶホットです。

 

マインドフルネスに関する本をたくさん読み、実践する毎日を送っていて、もっと日本に広まったらいいのにと思っているのでこれからどんどん情報発信していこうと思います。

 

お仕事や家庭を頑張る皆さんの少しでもお役に立てたら嬉しいです

一週間のシンガポール出張

これまでのシンガポール出張で最も生産性の高い1週間を過ごしてきました。

 

この1週間で

●8人のシンガポールオフィスのマネージャー達と個別のキャッチアップ

●チームメンバーの採用で候補者2名と面接と、そのエバリュエーション

●提携案件の交渉アポ
●オンラインセミナーのスピーカー

  1時間しゃべりたおしてめっちゃ疲れました…
●オフィスにシンガポール日系企業様をお招きしたセミナーのスピーカー

  4ヶ月も準備してきた共催セミナー、30名以上の日系企業様がお集まりになられ1時間半ほどお話させて頂きました!
●9月の新入社員20人に向けて、アカウントマネジメントに関して講演

  なぜかアジアのトップ営業の1人として紹介して頂き、偉そうに語ってきました笑

●日本のソーシャル戦略に関してアジアのソーシャル統括と打ち合わせ

●マレーシアへの日帰りアポ(と、午後はマレーシア観光笑。この日くらいは日本語で話したい、と思い、日本語のドライバーさんにしてもらった。あまり観光地に興味がなかったので、ほぼ車を降りず、珍しい建造物がある街をぐるぐる車で回ってもらいながら、マレーシアの経済や歴史などをドライバーさんに質問しまくってマレーシアのこと知ろうと思ってたから片言で「そんな質問してくる日本人ほとんどいないよ。観光あんまり興味ない?」と言われてしまいました。笑

●嬉しいことに、オフィスで会う人から「hey、シンガポールにいるのかい!キャッチアップしよう!」と言われ、作業に空けておいた時間がどんどん埋まっていき、結局10人以上と各30分のキャッチアップ…笑

 

なぜここまで高い生産性を保てたか、を考えてみることに。

1. 自分の将来の目標と短期的に獲得したいスキルや成し遂げたいことがより明確になったため

2. 社内の中での自身のプレゼンスの向上

3. 一つ一つの仕事の目的とそこから得たいものを、事前にイメトレをして、明確に出来ていたため

 

1に関しては、うちの社員の本当に素晴らしいところは、個別に話したりする時にhow can I help you?と聞いてくれる。そこで自身の長期、短期キャリア目標や、直近の仕事で困っていることがあれば相談をして、的確な回答をくれたり、適した人を紹介してくれる。1年前まではこれを明確に語れなかったため誰かとキャッチアップしてもその場だけで終わってしまうことが多かった。でも、私自身もこの会社での知見も溜まってきたのでアドバイスできることもたくさんあるし、逆に誰にどういう相談をしたいかも明確になって適した人にアドバイスを請うことも出来るようになってきた。

 

2に関しては、昨年とにかく日本の数字で結果を出すことに注力したので、社内の様々なところで表彰されたり、名前があがることが多くなってきたため、今回みたいに新入社員研修で講師の機会をもらったり、オフィスを歩いていると色んな人が声かけてくれるようになった。

日本の売上を最大化させる、だけでない社内への貢献ができていることを本当に嬉しく思います!

 

3に関しては、仕事じゃない場でリラックスして考える時間を設けられるようになったことが大きいと思う。先日体調を崩して以来、日頃から瞑想したりヨガをしながらリラックスする時間をいかに取るかを意識するようになり、その時間に週の中の大事なアポや打ち合わせの目的の再定義とイメトレをしています。そうすると当日もうまくいくことが多い。

今回は特にシンガポールでしか会えない人との1時間の打ち合わせ時間をいかに生産性高いものにするか、を意識しました。でもこれって日本で仕事をしてても一緒で、仕事の生産性のあげるためのメディテーションてこういうことかと実感できました。(最近旦那とシリコンバレーで流行ってるメディテーションに関してよく話してたので)

今回は、行きの6時間の飛行機の中や、朝1時間早く起きてマリーナベイを眺めながらベランダでコーヒーを飲んでいる時、という時間を使いました。

昔は飛行機の中では必ずお酒を飲んで、映画を見て、という感じでしたが、好きな音楽を聞きながらリラックスして考え事をする時の方が到着した時に清々しい、ということに気づきました。

今もまさに帰国中の飛行機の中でこれを書いています。

 

得られることが本当に多かった今回の出張。

帰国してから更にお仕事頑張れそうです^ ^

飛行機から見た空とズートピア

タイ航空の飛行機の中でたまたま放送していたズートピア

 

映画館に見に行けなかったので、行きの飛行機と帰りの飛行機どちらも見てしまいました。笑

ストーリーがすごく好き

 

主人公が夢を叶えて警官になり、単身でズートピアの街まで乗る電車のシーンが特に好き

英語で見たので、日本語でどんな風に言うのか分からないけど、Anyone can be anythingの言葉がとても印象的でした

 そのシーンは、18歳で初めて渡米した日の自分のことを思い出しました

世界一のホテルを作りたい!と高校生の時に思い立ち、渡米した18歳。アメリカまでの12時間の飛行機の中、これから始まる生活のことを考えて、とにかくワクワクしていました。

 

香港に単身留学したときもそうで、更に高みを目指すにはアメリカでの勉強だけじゃなくて、香港でアジア一のホテル学も勉強しなきゃ、と、ここでも誰も知り合いがいない国、言語も通じない国に渡った日のことは今でも忘れないです。

 

からの、ふと飛行機から外を眺めた時にきれいな夕焼けが空いっぱいに広がり、余計に色々と感慨深くなりました。

 

小学校の頃からずっと地元を出たくて、自由が欲しいというよりかは、自分の意思でいろんな選択を出来る状態になりたかった。

自分がどうありたいか、そのためにはどうすればいいのか、常に考えているのはきっとそのせいだと思います。

これを手に入れたいと思えば、それが手に入る場所に行くことができる自由。

 

飛行機からきれいな空を見ていると、昔こうなりたいと思っていた自分に近づけているのかも、と感じました。

 

マネジメントトレーニング

LinkedInのアジアパシフィックで新たな取組みとして始まったマネジメントトレーニングで、3日間シンガポールに行ってきました。
インド、オーストラリア、東南アジア、香港、日本の中から12名が選ばれ、これから6ヶ月の研修がスタート。

シンガポールだけでなく、インドやオーストラリアから集まったシニアマネジメントの方々が直々にトレーニングをしてくださるのですが、会う人会う人に「あなたの活躍はいつも聞いているよ」と言って頂け、感慨深い思いでした。



7年働いたリクルートを辞めて、2年前にLinkedInへ入社した時、最初に感じたことは、
30歳手前になって、会社という組織の中で再度
ゼロから人脈形成すること
ゼロから自分のブランディングをすること
が大変だと気付きました。

リクルートにいた頃は
周囲の方々にほんとーっに恵まれ、
1年目で新人賞をもらい、
3年目には東京本社で働く機会を与えて頂き、
営業だけでなく、他の部署の方々とも働いたり、プロジェクトに入れて頂いたりする機会を頂いたり、と様々な貴重な経験の中で、多くの方に私を知って頂く機会がありました。

LinkedInでは、誰も知り合いがいない中に飛び込んでいったので、これまで積み上げてきたものがゼロになった時、ものすごく不安でした。

キャリアを形成するために大事な要素はたくさんあるけど、外的な要素として社内での人脈と自己ブランディングはとても重要だと思っています。

本社はアメリカ、アジア本社はシンガポール、というグローバルな環境の中でいかに人脈を構築し、自身を色んな方に知ってもらうか、は苦労しました。

ここでももちろん周囲の方に恵まれたことは大きいのですが、自身が出来ること、として意識したのは、
とにかく結果を出し続けること。

継続して結果を出すことで、
日本にこんな人がいるらしい、
という話が海を渡っていけばいいと思って、ただただ頑張ってきました。

2年経って、頑張った結果が少しずつ形になってきたと思えたことがとても感慨深かったです。

LinkedInのアジアパシフィックでしっかりリーダーシップを発揮していけるようこの6ヶ月間のトレーニングをしっかり成し遂げたいと思います。


外資系企業の日本オフィスで働くということ

この会社に転職する前、私はど日系企業リクルートという会社で働いていました。


転職する時、色んな想いを持って、シリコンバレーに本社を持つ外資系企業の日本オフィスに、法人営業2人目として入社したのですが、その時の一つの想いが、外資系企業に入ることで国際的な環境で働く経験を身につけたい、という想いがありました。

実際、入社トレーニングはシンガポールで2週間に渡って行われ、(ぶっちゃけ英語が母国語でない環境に7年ほどいて、いきなりシンガポールに行ったこの2週間は、ほぼ何言ってるか分からず、何を学んだか一切覚えてません笑  皆んなとってもいい人達だな、てことくらいかな、覚えてるの)年に一回はアメリカで全体のキックオフがあり、毎日海外のどっかのオフィスの人とはテレビ会議をするし、一つの仕事、プロジェクトをとっても色んな国籍の方と一緒にチームを組んでやるし、もちろん上司は香港にいるアメリカ人なので、数字の報告なんかは英語でしなければいけないし、って感じで国際的な環境で仕事をする経験は詰めています。


ただ、2年この環境にいて思うのは、外資系の日本企業で働くからこそ、日本のことを誰よりも知っていて、日本人的な要素がものすごく大事。

当たり前かもしれませんが、私の勝手なイメージは完全に外資系な環境で仕事出来ると思っていたので、この感覚は新鮮なのです。


例えば、今年からマーケティングの仕事と営業を兼務しているのですが、本社から『これ日本語に翻訳して日本でリリースして』みたいなオーダーが飛んできた時に、単純に翻訳すると、日本人が読んでもピンと来ない内容だったり、文章の構成だったりすることが多い。なので、少し元の文章とは異なる訳し方をしてでも、日本で受け入れて頂けるように文章の構成を変えたり、コンテンツを追加したりする。

また、グローバル全体で決まった会社の方針なんかが、日本のマーケットに全く当てはまらないこともよくある。会社としては、これを全体でやることによってより良いオペレーションが出来るようになる、と考えていることも、この市場に合わないこともある。そんな時、日本の市場はこうだから、それは合わなくて、本当はこうすべきだ、を伝えることが必要になる。日本の市場をちゃんと捉えてないとこれは伝えられない。

みたいなことが日々起こる訳でして、外資系に来たからこそ、日本をよく把握しようとする機会が増えました。毎日日本のニュースは欠かさず読むし、特にnews picksなんかを読むと、ニュースの事実だけではなく、その専門家の人の様々な意見が書かれているので、より市場を知る機会になります。


ここ2.3年で外資系企業の日本進出は勢いを増しており、こういう環境で働く機会が皆さんにあると思うので、何かの参考になったら嬉しいです。

自分の価値を見出すためにとにかく頑張ったけど

最近私は坐骨神経痛で右のお尻から足に激痛が走り、立つことも座ることも寝ることも出来ないほどにひどい状態でした。

約2ヶ月外出できず、仕事もほぼ休んでいました。

やっと少しずつ回復してき、そもそも何が原因なのかを先生に見て頂いたところ、自律神経失調症でした。
ストレスマネジメントをするようにしてください、と言われました。

正直それを聞いた時は、そんなの社会人になった時にプロフェッショナルの基本としてすでに身につけてますけど、って思ったけど、実はその頃は体力でカバーできていたものが、歳をとって体力が低下してきて、これまで表に出ていなかったものが一気に出てきたのかも、と思いました。

昔から、自分の価値を見出すためにいつも必死で、とにかく体に力を入れていることが多い。

仕事の時は、お客様との商談の時も、社内の会議もずっと力が入りっぱなしなことが多い。
相手に、私との時間が有益であった、と思ってもらうために頭をフルに働かせて話すし、相手の期待値をいつでも超えるように、ということを意識する。社内だってそうで、幸運なことにいつも優秀な方々と仕事をさせて頂いているので、常にその中で自分の価値を出さないと、と必死になる。
ふっとした瞬間に、ちゃんと呼吸をしてないこと、肩に力が入りすぎて肩が上がっていることに気づくくらい。

小さい頃からこの癖はあるみたいで、昔、アクターズスクールのステージを見てくれた父が
『ゆいの踊り方は常に肩に力が入っているから、力を入れるところと抜くところをちゃんと分けた方がいいよ』
と言われたのを今でも覚えている。
その時は
『見てもらっている人に感動してもらいたくてやってるんだから精一杯やってるだけだからこれでいいの』
と言っていた。

今になって父のアドバイスしてくれたことの意味が分かった気がする。

常に一生懸命なことは大事なこと。
精一杯やることは、短期的にも長期的にも得られることはたくさんある。
ただ、そのせいで健康を失えば、長いこと戻ってこないことを今実感している。

社会人になった頃、自身の価値を見つけるために必死だったし、それで得た成果や評価は自分にとっての財産になっている。
仕事に精一杯になる代わりに、食事や運動など健康面は本当に怠ってきた。
朝から夜中1.2時までご飯も食べず仕事してたし、土日も自分への投資のための勉強や、誰かのためになるようにってボランティアもやって予定は常にパンパンだった。
けど、今になって色んなしわ寄せがきていることも実感している。


若くて、今を頑張っている人が自分の周りにはたくさんいるけど、自分の経験から言えることは、
リラックスしたり
健康に少し気遣う余裕を持ったり
体の声を聞いたり
することを忘れないようにしてね、てこと。

私も、力を抜くところは抜く、
深呼吸することを増やす、
って当たり前のことを意識することを増やしていこうと思います。

いま少しずつ実践していたり、治ったらやろうとしていることは、
●起きたらラジオ体操する
●朝ごはんはちゃんと食べる
●仕事中、1時間に1回は立ち上がって深呼吸したりストレッチしたりする
●ヨガに通う
●毎晩湯船につかる
●寝る前にストレッチとヨガをする
●食事で健康とカロリーコントロールを意識する
と、当たり前だけどやるべきことを実践しようと思います。

高校生の時のキャリアの決断

前回のブログで高校生の時に世界一のおもてなしを提供するホテルの経営者になりたいと決めて渡米した、と書きました。

そもそも、なぜ高校生の時にそんなことを思ったのか?を今日は書いてみました。


小学校くらいまでさかのぼった話になりますが、
小学校、中学校時代、沖縄アクターズスクール出身のSPEEDが大好きでした。
一人っ子で、自分だけで色々考えがちな私は、小さい頃よく『私が生きている意味はなんだ』と考えることがよくあり、その時SPEEDがデビューして、歌とダンスのかっこよさにすごく元気をもらい、私も彼女たちのような存在になりたいと思ったんです。


それから中学時代は独学でダンスを始め、毎日録画したテレビ番組を見て一緒に踊ってました。
高校に入って、石川にある唯一のタレントスクールのアクターズスクール金沢に所属し、土日は電車で1時間かけて金沢まで通い歌とダンスのレッスン、平日も地元のダンススクールに通い、レッスンがない日もほぼ毎日駅前のガラス張りになって鏡代わりになる施設の前でラジカセから音を出してダンスに没頭してました。


アクターズスクールでは、地元のお祭りやイベント毎にゲストとして呼ばれ、歌ったり踊ったりする機会があったのですが、そういったステージを重ねる毎に、こうやって人前で歌えるのは楽しいけど、

"これって誰かのためになっているのかな"

と疑問に思うようになり始めました。
かっこよく歌って踊れるSPEEDを見て、私もそうなりたいと思ったけど、経験を重ねる毎に

"自分は彼女たちみたいにはなれない"

ということに気づいたんです。


それから、誰かを元気にするためになにができるかな、と考えた時にたまたま何かの雑誌でホテルの記事が出ていて、ニューヨークの一流ホテルのウォルドーフアストリアの採用に関する記事でした。
とても人気のホテルなので、採用も倍率が非常に高い。その年に受かった人達は全員は女優やダンサーなど舞台に立っている人だったとのこと。

"ホテルは舞台
その舞台をおもてなしで飾ることができる人"

という観点で舞台に立っている人達が適していたそう。

これを見て、
"私がやりたいことはこれだ!"
って思ったんです。

頑張ってきた歌やダンスのキャリアを諦めることは私にとって辛かったので、次に目指すキャリアは絶対に成功したい!と思い、その世界で一流を目指すために渡米することを決意。
渡米してからも、厳しい環境を乗り越えられたのは高校生の時にこの決断を出来たからだと思います。